デグー

デグー 〜 この子との別れは突然に 〜

日常にすっかり溶け込んで当たり前の存在になっていた我が家のデグー。

死んでしまいました。

ペットロスは死んでしまった瞬間から始まる。

50過ぎて初めてと思えるほどの喪失感。

寝床に入っていくこの子

ある日のいつもの早朝、起きると妻が大騒ぎ。

肩に乗っていたこの子が、鍵の音に反応して床へと飛び降りたらしい。

飛び降りた先には砂場入れの縁。

当たりどころが悪かったのか元気がない。

とりあえず病院に行くまで安静にさせるべく動き回らないように寝床のあるケージの3階に餌と水を摂れるように集約して、ケージ2階に降りる階段を塞ぎ、しばらく様子を見ることに。

寝床に入っていくこの子。

いつもの元気なこの子に戻る

寝床に籠ってたこの子。

昼くらいにはいつも通りの元気な様子に。

安心するも一応病院へ連れて行く。

でもやっぱり「なんともないですね」との診断。

念の為にと痛み止めの薬をもらって帰宅。

事なきを得ました。

次の日、変わらぬこの子のいる日常

次の日、私はいつものように妻と子供にこの子の事を託していつも通り家を出ました。

帰ってからもいつもと変わらぬこの子が私を迎えてくれました。

妻と子供も特に変わった様子はなかったとのことで一安心。

いつものようにケージの上にちょこんと座り立ちしたこの子。

おおよそは抱っこのおねだりの時そこに居るので、両手で掬い上げようとすると、

いつものように黙ってされるがままに抱っこされるこの子。

今思えばそれが私にとって、元気なこの子の最後の抱っこでした。

最悪な目覚め

翌朝、妻に起こされる。

この子の様子がおかしい、と。

起きてこの子の元へと行くと、ぐったりしたこの子。

目は半開き。

触っても反応はほとんどない。

でも、目を閉じさせようとすると目を開ける。

とにかく急いで病院へ連れて行く準備を進める。

その日の朝は寒かった。

暖房にとカイロを持たせる。

妻と子供はデグーを連れて車で病院へ向かう。

私は家で待つ。

原因は先日の落下によるもの?

それとも別の原因?

ネットで調べると低体温症の記事を見つける。

とにかく温めてあげるようにとメール。

最近寒くなってきているので数週間前から暖房プレートの電源は入れていた。

今朝はいつになく寒かったけど屋内は18度は下回っていない。

暖房器具はちゃんと動いてたのかケージから取り出して確認。

しっかり作動して熱くなっている。

やはり落下した時の打撲が今回の不調の要因なのか。

最悪な状況になっても、お医者さんに原因を調べてもらうようにとメール。

「ダメかも…」とメール。

それ以降、連絡がない。

とにかく待つ。

…終わった

昼過ぎ、二人は帰ってきた。

死んだこの子を抱いて。

…終わった。

はっきりした死因はわからず仕舞い。

心の余裕がなくそれどころではない状況だったので仕方ない。

眠るように動かないこの子を眺めたまま呆然とする二人。

死んでるとはいえ、外傷はなく生きて寝てるような姿。

でも、もう動かない。

今まで家でのこの子の存在感という輝きが眩しすぎて、燈が消えてしまった時の闇が深い。

でも、このままではいけない。

とにかく今後どうするか考えなくては。

この子はもう死んでしまった。

生きたかっただろうけど、もう何もしてあげることは出来ない。

ごめんよ。

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